最近ネットでの求人検索が進んだおかげで、ともすると忘れてしまいそうになりますが、本来求人や就職・転職など仕事をするという行為には、どこで働くかという問題がつきまといます。ここで言いたいのはどんな会社でというような意味ではなく、まさに地理的な「どこ」。
どの県で、どの市で、どの駅で、どの通りで、どのビルで、何階で働くかということです。インターネットとブロードバンドが進んだおかげで、在宅での勤務にも幅が広がってきましたが、まだまだ会社に通勤して、そこで仕事をするというワークスタイルが多いのはまぎれもない事実。
そうであれば、転職と勤務地エリアの関係は切っても切れないものと認識すべきでしょうね。例えば北海道で働くのか、沖縄で働くのかという問題は仕事をする以前の価値感にまで影響してきます。また気候風土が大きく仕事意欲に影響することもあるでしょうから、本当にあなどれません。札幌で働けば冬は寒さを覚悟しなければなりませんし、沖縄の那覇で働くなら暑さは覚悟の上で働く必要があります。
さらに地域の産業という問題もあります。地場産業が発展しているのか、何が地場産業なのかという問題は、仕事内容に大きく関わりますから、働ければどこでも良いというわけにはいかないのは普通です。精密機器の生産が得意な県ならば、そういったものを扱う工場などの仕事は沢山あるでしょうが、そもそも海無し県では漁師の求人も少ないでしょう。逆に農業がメインの産業の地域でクリエイティブな仕事を求めても確率は少ないため、転職活動で苦戦を強いられるはずです。